【通関士 貿易実務検定🄬】資格の概要・試験難易度を解説。独学で合格できる?

通関士,求人

輸出入される物品に必要な税関申告書の作成や、手続き代行を専門的に行う通関士。仕事を行うには財務省が管轄する国家試験に合格し、通関業務を行なう会社に就職することが必要です。貿易実務を行うため、中学・高校卒業程度の英語力が必要で、国家試験でも税関申告書を作成する科目があり、英単語が出てきます。

 

物品取引のグローバル化が進み、今後も発展すると予想され、仕事量や役割は大きく拡大していくと考えられます。海外でビジネスができるまで、英語力を向上させれば、世界で活躍できるチャンスが広がります。

 

近年は女性の通関士が増えているのが特徴です。貿易実務検定🄬は貿易実務の知識や能力レベルを測る検定試験で、貿易実務のエキスパートの客観的な証明となります。学生から貿易業界の第一線で活躍している人まで、受験者層が幅広いのが特徴です。商社など貿易関連企業では検定に準拠した研修なども行われます。

 

貿易実務検定🄬試験の英語科目では、レターや短い文章の英作文が出題され、英文作成能力が求められます。貿易実務ではきちんとしたビジネス英文が書けることが必須です。

通関士の仕事とは?

物品を輸出入する顧客の依頼を受け、代理で通関業務を行います。具体的には通関書類の作成、通関手続き、不服申し立て、税関に対する主張・陳述の4つの役割があります。輸出入する貨物の品名、数、価格などを税関長に申告し、許可を取る必要があり、そのための通関書類の作成が必要です。税関から許可が下りず、トラブルが生じた場合、交渉が必要になり、不服申し立てをしたり、手続きの正当性を主張したりします。

 

主な仕事は通関書類の作成業務で、輸入申告書であれば商品の課税価格や徴収される関税額、消費税額などを計算し、記入します。コンピュータシステムを使用して税関に提出しますが、記入内容にミスがあると、大きなトラブルに発展するケースがあります。書類作成では緻密で正確な仕事が求められます。

 

通関士はどんなところに就職?

主要な求人先は輸出入に関するすべての業務を請け負う通関業者です。空港や港湾などの近くに営業所があるのが一般的で、通関業務従事者10人につき1人以上の通関士の配置が義務付けられています。通関業者に就職せず、一般企業で働く人も多いです。運送会社、倉庫会社、貿易商社、メーカーなどがあります。

 

運送会社は物品の保管などで輸出入に関わるサービスがあり、倉庫会社は輸出貨物を保管する業務を行なっています。

 

貿易商社では通関業務の知識が必要ですし、部品を海外から直接仕入れるメーカーは社内の通関部署で求人があります。他にも輸入品を直接買い付ける百貨店や量販店、郵便貨物の輸出入申告をする郵便事業会社でも求人があります。
資格を活かし、船舶会社、航空会社に就職する場合もあります。

 

通関士の年収

通関士は弁護士や司法書士とは異なり、資格を取得しても独立・開業できる国家資格ではありません。通関事業者や企業の社員として働くのが一般的で、年収は一般企業の会社員と同じ程度と考えられます。

 

国税庁調査によれば、2015年の民間企業の平均年収は420万4,000円、運輸業・郵便業の平均年収は414万1,000円です。資格を取得すると、多くの会社で1ヶ月当たり3,000~15,000円の資格手当が支給されます。

 

民間企業の平均年収に資格手当を加算すると、通関士の平均年収は424~438万4,000円となります。

 

通関士の資格の概要

通関士は貿易に関する唯一の国家資格で、試験問題はかなり実務に即した内容であるため、通関業で働く人には有利です。一定年数の通関事務経験があれば、試験科目の一部免除も受けられます。試験内容はすべてマークシート式で論述式はないので、独学で受験することも可能です。

 

独学向けの参考書や問題集も販売されています。ただし、最低6ヶ月間の学習期間が必要で、時間で言えば350時間になります。オンライン講座などを併用しながら、過去問で出題傾向を分析し、効率の良い受験勉強をしていくことが必要です。

 

受験資格

学歴、年齢、経歴、国籍等に関する条件はありません。

 

合格率

ここ数年は10%前後で推移しており、問われる内容の難易度が高くなっているとされます。

 

試験日

年一回、例年10月に実施され、全国13ヶ所のうち、希望する試験地で受験します。

 

受験料

2,900円

 

出題内容

通関業法、関税法その他関税に関する法律や外国為替・外国貿易法、通関実務から出題されます。5年間の通関業務経験があれば、通関実務の試験科目が免除されます。15年以上であれば、通関事務に加え、関税法等の試験も免除されます。

 

出題例)
次の記述は、通関業法に規定する通関士の資格に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。すべてを選び、その番号をマークしなさい。
1 通関士試験に合格した者は、どの税関の管轄区域内においても、通関士となる資格を有する。
2 通関士が禁錮以上の刑に処せられ、その刑の執行が猶予されたときは、当該通関士はその資格を喪失する。
3 通関士が、通関業法第31条第1項(確認)の確認を受けた後に、通関士試験の合格の決定を取り消された場合であっても、当該通関士はその資格を喪失しない。
4 通関士が、通関業法31条第1項の確認を受けた通関業者の通関業務に従事しないこととなったときは、当該通関士はその資格を喪失する。
5 通関士が、通関業法第35条第1項(通関士に対する懲戒処分)の規定による戒告を受けた場合には、当該通関士はその資格を喪失する。
(財務省公式サイト 平成29年通関士試験より)

 

貿易実務検定🄬の資格の概要

日本貿易実務検定協会が主催する、貿易実務のエキスパートとしての能力・知識を客観的に測る検定試験です。唯一の実績と経験を持つ貿易実務検定で、学生から貿易業界のプロまで受験者層が幅広く、独学での受験も可能です。マーケティング、商談、契約、代金決済、クレームなど実際の実務に役立つ知識ついて幅広く学習します。

 

レベルに応じてA級、B級、C級があり、ステップを上がることで、貿易実務の理解、遂行能力が養成される仕組みです。

 

受験資格

特に受験資格はなく、受験する順番も最初からA級、B級を受験することが可能です。一応、実務レベルに合わせた試験で、A級は3~4年以上、B級は1~3年以上、C級は1~3年以上の実務レベルとなっています。

 

合格率

A級は30~40%程度、B級は40~50%程度、C級は50~60%程度となっています。

 

試験日

A級は年一回7月に、B級は年二回3月と12月に、C級は年五回3月、5月、7月、10月、12月に実施されます。尚、開催日程は変更される場合もあります。

 

受験料(税込)

A級:12,343円
B級:7,150円
C級:5,980円

 

出題内容

A級:貿易実務と貿易実務英語、貿易マーケティング
B級:貿易実務と貿易実務英語、貿易マーケティング
C級:貿易実務と貿易実務英語

 

A級の試験科目はB級と同じですが、国際的な代金の決済、製造物責任、国際取引紛争の解決、貿易と税務などが加わります。

 

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